行きたい場所に行き、したいことをする。

人生を楽しく生きる、それだけ。

自己陶酔して何が悪い

バックパッカースタイルで旅に出ることは決めていた。

深夜特急」のような旅に憧れを持っていたことは勿論だが、ツーリストではなく、トラベラーとして旅行に臨めるのではないかと期待したからだ。

 

世の中では、身の回りでは日々あらゆることが起きるが、それらを変えることは殆どの場合において難しい。しかし、それらをどう受け取るか、それらに対して自分がどう行動するかは、容易に変えることが出来る。旅行中にも色んなことが起こるだろうが、それをどのように捉え、どのように活かすかは自分次第だ。自分のモチベーションは自分であげる。その為にも、トラベラーとしての自分に酔いしれ、テンションを上げていこうではないか、という訳だ。

 

旅行に向けて、必要なアイテムを揃える作業は、テンションが上がる。そして、金がかかる。

そうだ、金の話をしよう。

当時の私は大学四年生。自慢ではないが、バイト代は月々3-4万円程度。しかも、就職活動を機に辞めてしまった。学生時代にバイトをすること自体にも、疑問があったのだが、長くなるのでまた別の機会でその疑問については述べるとする。そんな低所得者である私がどのように世界一周の旅に出たのか。お察しの通り、親の脛を齧ったのだ。ある意味ではバイト代とも言える。親の脛をバイト。

 

大学入学当初から、4年生になったら、長期旅行に行きたいことは伝えたいたが、大学3年生の頃に改めて親に伝えた。そして、就職活動を経て、返済可能な所得が担保されることを示した場合には、100万円を無金利で貸し付けるという話を取り付けたのだ。学生時代の収支なんて、マイナスで良い。(但し、返す前提で借りたならばきちんと返そう。)

 

そして、親の脛は齧れるうち齧っとけのメンタルでバックパッカースタイルで旅をするにあたって必要な品々を買いあさり、旅に備えたのであった。細かい装備とか、世界一周にお勧めアイテムとかは、他の人のブログをぜひ読んでくれ。